笑いプロジェクト

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言霊の国 日本

新しい年を迎えました

今年もよろしくお願いいたします

 

今年は巳年。「へびどし」と言うとちょっと怖いけど、「みどし」というとなんだか神聖なものを感じてしまう筆者。

大晦日の日に炊いたおぜんざい。おぜんざいは「1日おくと味が染みて美味しい」。はずなのだが、「去年炊いたおぜんざい」というと「大丈夫かな」なんて懸念がわいてきたりする。

 

言葉っておもしろい。同じものが言葉の使いようで変わる。

人の話にただただ楽しくておもしろくて、屈託なく笑っている時、「おもろな(関西弁でおもしろくない)」と隣の人がつぶやく声を聞いた途端、笑いが引っ込み冷めてしまう。

なんでもない日常話のはずが、「あんたおもろいなぁ」と突っ込まれたとたんに、回りが「なんかおもろいこと聞いてるんちゃうか」と耳を傾けだす。「それおもろいやん!ほんで?」と一言はさむだけで、周りの人が身を乗り出して「聞きたい」と空気を変えてくる。もちろんしゃべってる本人は、それ以上に乗り気になって話が活きてくる。

 

コミュニケーションは場の空気で育まれる。場の空気をつくるのは、語り手に言葉を投げかける「その場の相方」の一言。「おもしろいことが語られている」と意識させる言葉。

かける言葉ひとつで、語られる話はおもろいもんにもつまらんもんにも変わる。おもろいもんに変われば笑いがおきる。

普段の場の笑いも、語る本人と、そばにいる相方の掛け合いで生まれてくる。

 

日本は言霊の国。言葉が力をもつ国。巳年の一年が、笑いの空気を生む言葉で満たされますように。

 

 

商店街アドバイザー 堀 登志子

 

✳︎写真は神戸の市場ハートフルみなとがわの手芸用品店きくやの品物。ここの店主。まるで誰にでも昔からの隣人ののりで語ってくれる。仕事先でのこんな人の存在が私には強い心の糧になっている。