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日本笑い学会の挑戦

2024年8月25日。

24日から続く日本笑い学会創立30周年記念大会の最終プログラム。

笑い学の広場。

 

市民参加型学会を掲げる日本笑い学会。

団体で創立当初に掲げた言葉は、だんだん内容を見失ってしまったり、曲解されてしまったりしがち。もちろん時代とともに変わっていくのは当然なのだけど、言葉だけが残って、「はて?どういうことだったっけ?」となるのはよくあること。

それでなくても理解しにくい「市民参加型学会」。色々理解の交錯するなか、学術研究者の学問を極める学会に市民も気軽に参加できるようにと、演芸発表みたいなんもまぎれこんだり、いやいやそれはちがうやろとなったり。

 

そこを今一度みなおして、市民って誰なのか、参加ってどういうことなのか話し合って話し合って、到達したひとつのかたち。みんなに聞いてみよう。みんなに語ってもらおう。と企画した「笑い学の広場」


アゴラ(古代ギリシャ語「人の集まる場所」「広場」)という言葉を統一ヴィジョンに、参加はしゃべったりうなづいたり、表現方法はどんな形であれ、とにかく意志を反映できることにおいて、13の分科会が設けられた。

 

テーマは、健康や子育てからご当地番組や現代社会や、あの世や性や、笑いの総合的研究などなど、いろいろ設けられる。

 

私は総合司会をおおせつかる。

 

私の掛け声で、みながそれぞれ選んだ分科会にわかれる。そこにはその道を追求してる世話人たちが、参加者の楽しい話合いの場をつくろうとまちかまえている。


それぞれのサークルをまわってみた。実にいい感じ。誰かがまくしたてるでもなく、輪になってお互いに発言してる。初めて出会ったメンバーを楽しく会話させるとは、世話人の力がすごい!

 

さすが笑い学会。

 

私も参加したかった。

 

来年は立命館大学とのこと。

またあればいいな「笑い学の広場」


13人の世話人

「健康と笑い」枝廣篤昌/医師・二代目社会人落語日本一

「医療と笑い」昇幹夫/産婦人科麻酔科医師

「上方落語の笑い」やまだりよこ/演芸ジャーナリスト

「方言と笑い」札埜和男/龍谷大学准教授・旧犯罪学教育センター法教育ユニット長

「子育てと笑い」原坂一郎/保育士・怪獣博士・子どもコンサルタント

「教育と笑い」青砥弘幸/仏教大学准教授・教育学ユーモア学専門

「商売と笑い」中井宏次/元製薬メーカー営業・薬から笑で元気を

「現代社会と笑い」瀬沼文彰/元漫才師・西武文理大学准教授

「ご当地番組と笑い」木俣由美/京都産業大学教授

「性と笑い」森下伸也/関西大学名誉教授・二代目日本笑い学会会長

「あの世と笑い」鳶野克己/日本笑い学会会長・立命館大学特任教授

「涙と笑い」橋本昌人/涙活で話題の放送作家

「笑いの総合的研究」松阪崇久/研究テーマは「遊び」と「笑い」・「笑い学研究」編集長  (敬称略)

 

 

商店街アドバイザー

堀 登志子