笑いプロジェクト

笑わせ力で伸ばす人間力・企業研修・社員研修

笑わせ力でトップセールスを実現

店仕舞い

ながらくお世話になってきた立飲み店が閉店した。次なるステージにむけて新たなことを始めるという。めでたい旅立ち。最後の日には立錐の余地もないほど常連さんが集まってた。愛されてたんだ、、と外から眺めながら今更ながらに思ってた。

 

マスターは、無口ではないけど、愛想が良いわけでもなく、笑わせてくれるわけでもない。でもそこに行くと、はじめてでも、ひとりでも、なぜだかいつの間にか、隣の人とおしゃべりしてる。マスターがなにかとりもったり、、なんてことは全然ない。投げられた言葉があればそれを話にふくらませて、時おり店内にすえつけられたテレビの野球中継に「あー」とか声をもらす。この井戸端にいるような話の継ぎ穂、緩急が心地よいのだろう。自然とお店のなかにいる人が、知らんもん同士が、言葉を交わしはじめる。その空気が心地よかった。

後片付け中のお店を訪ねて、記念にコースターとコップをもらった。今夜はこれでビールを飲もうかな。

 

商店街アドバイザー

堀 登志子