NHKの朝ドラ「虎に翼」。その中で寅子の口をついてでる「はて」にはまってる。使いたくてたまらない。

彼女はほんまに疑問に呈した時に使っているのだが　会話のつなぎとして　こんなにすてきなかわいらしい言葉はないと感じてる。

会話しててふと答えに窮した時　適切な言葉が出てこなくなった時　なにか自分らしい言葉をもってたらいいなと日頃から感じていた。つい思ったことを口にだしてしまう私。逆に考えをきちんと言葉に変えるのに時間がかかってしまう私。聴いたことをストンと頭と胸に落とすのに時間がいる私。

特に「こうこうこうや！こうやろ！わかるやろ！」と言われるような　即答を求められる時に困ってしまう。そしてそんな場面は記憶にいつまでもこびりつく。発した相手への感情に影響してしまう。

考える時間を稼ぎたい時　すぐに出そうな言葉を抑える時。二文字か四文字くらいで適切な言葉をもてたらいいなと考えている。

寅子の「はて」は実にすばらしい。放映中の今　使うのは憚られるが　いつか寅子の「はて」に見合うような　救世主になる言葉を見つけて使いこなしたいものだ。

商店街アドバイザー　堀 登志子