笑いプロジェクト

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言葉が通じない

 先日、中部地方のビルメンテナンス関係の安全大会で講演させていただきました。

 今、どこも人手不足ですが、メンテナンスの仕事は特にその影響が大きく、高齢化率も高いそうです。現場で働く方の高齢化が進む一方、管理する本社側には毎年新人が入って来られます。その年齢差はひらくばかり。昔は、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていたので、それなりに老若男女の間で会話が成り立ったものですが、今は核家族化が進み、携帯電話の普及などもあいまって、世代間の会話を成り立たせなくなって来ています。

 

 「世代間で会話が成り立たないだけでなく 言葉が通じない」とのご相談を受けました。そこに笑いの力が効果を発揮するのでは・・といただいたご依頼。

 

 「笑う」前に、言葉が通じないとは困ったことです。話の接ぎ穂どころか、話のきっかけもないのですから。で、ご提案したのが「木戸に立てかけし衣食住」。季節、道楽、ニュース・・・。当たり前のことですが、どうしていいかわからないときに、話題を整理して知っておくのは心の支えになるはず。ただこの話題をどういうスタンスで語るかが問題。道楽は自分の道楽ではなく、相手の道楽にあわせること。相手の道楽に知識がなくて話を拡げられないときには、素直に教えてもらおう。とお話してまいりました。

 

 「教えてもらう」という姿勢。相手の心を思いやった「話題」「話の流れ」。この姿勢は気持ちよく笑ってもらうことにつながります。相手への思いやりが、笑って楽しい関係を育むといってもいいでしょう。

 

 高齢化の進む現代。「笑って」楽しい関係を育んでいきたいものです。

 

 

日本笑い学会理事 商店街よろず相談アドバイザー 堀 登志子